2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

レイプゲーム規制問題の本質は「話せば分かる」かどうかの問題

レイプゲーム規制問題についてブログでいろいろ読んでみて、女性差別がどうのとか、表現の自由がどのうとか議論されているわけですけど、この手の問題が生じるというか、表現物に対して抗議行動が起こる根本には、社会空間におけるひとりひとりの在り方みた…

ウェブにおける公開は特殊事例なのか

ウェブに文書などを公開すると、その内容について他人から公然と(つまり公開された形で)コメントをされることがあります。もちろん、公開された文書の中で文脈的になされている主張に対して反論をする形のコメントであるならば、何ら問題はないように思い…

はてブ反論コストと不味いカレー屋

「はてブに反論するコストが高い」問題の議論の流れを、はてブに反論することを好みに合わない味をしたカレーを食べることにたとえて、 A「私はジャガイモが嫌いなのでカレーが嫌いです」 B「なるほど、それはわかりました。で、具体的に牛丼と値段がいくら…

「勝手世直し」行為こそ「他人の無責任は認めんが、俺の無責任は許せ」という態度なのでは?

おそらく前回の記事の AがBに無責任な行為をして、CがAに同じ行為をした場合、(中略)Aは、(中略)C個人に文句を言うことはできる 自分が同じ事をされてもそれに寛容であるべきか? - くっぱのブログ の部分に対してだと思うのですけど、id:ekken氏…

自分が同じ事をされてもそれに寛容であるべきか?

おそらく前回の記事の 「Aは(Bに対して)無責任な行為をしたのだから、Aは他人から同じ無責任行為をされても文句を言える筋合いにない。だから、俺がAに同じ無責任行為をしたとしても問題はない」は論理に無理がある AがBに何かをしたら、CはAに同…

AがBに何かをしたら、CはAに同じことをしてもいいのか問題

http://d.hatena.ne.jp/aroundthedistance/20090513/1242209502という記事のコメント欄で 問題なのは、他人が書いた特定の記事を指して「個人的な意見・感想・チラシの裏メモ」を公開するということが、その記事を書いた人を選んでちょっかいを出すというこ…

ブコメに対する不公平感はどこから来るのか?

どこかに不公平感があるからこそ、「ブコメに対する反論のコストが高いから不公平」とか意見が出てくるのだとは思うのですけど、その不公平感の出処というのは実は結構込み入ったところにあるのかもしれません。重要なのは、ブコメが コメント相手 コメント…

「公開している時点で受け入れるべきでは」の気持ち悪さ

そもそも言論を公開している時点で言及がなされること自体は受け入れるべきでは? その内容の正当性はまた別問題。 はてなブックマーク - ekkenのブックマーク / 2009年5月12日 言論の中で主張されている内容について、文脈に沿う形で新しい視点を伴って言及…

無断リンク禁止問題についてかなり本気を出した考えてみたことの補足

それを殺人のような極端な例に当てはめても説得力が感じられません。 「無断リンク禁止」問題について、もっとテキトーに考えてみた:ekken 説得力がどうのという話ではなく、たとえばえっけんさんの今回の論においても肝心な部分の説明が欠けているという指…

コメントの正当さ

コメントに限らないのですけど、ネットにおいては互いに他人から嫌な内容の形で言及をされることがあり、時として衝突が生じることがあります。他人についての言及は、その人を選んでその人になすちょっかい行為です。したがって、言及行為には必然的に相手…

「無断リンク禁止」宣言の使い所

前の記事で言及したサイトから …というわけで、私について書かないで下さいなの☆ http://d.hatena.ne.jp/stac/20090506/1241602893 との反応をいただいたわけですけど、議論っぽいことを書いておきながら後になってそのような反応をするくらいならば、あらか…

「嫌なら読まなきゃよい」で済む記事・済まない記事

ウェブにおける「嫌だからお前はその記事を書くな」「嫌ならお前はこの記事を読むな」のような立場の対立について述べられた議論を目にすることがあります。たとえば、 「無断リンク禁止」とかで「迷惑」って度々出た気がするけど、だったら「あなたの記事を…