「言及される前に消滅させたい」対「消滅させられる前に言及したい」
無断リンク禁止問題における天王山はここにあるのではないでしょうか。
ここで「消滅させる」という言葉は象徴的に使っていて、より詳しく表現すると「言及されても構わないと自分自身で納得できるように対策をとる」ですけど。
ある意味、「不手際は直せばいいだけじゃん?(という自分に甘い態度)」対「不手際は晒されるべき!(という他人に厳しい態度)」みたいな構図になっているような気もします。
言及レス
申し訳ないですが、トップページよりお入りください」
http://d.hatena.ne.jp/oredoco/20080509/1210339503
とでるように、ちょこちょこっと設定変えれば問題解決ですよ。
トップページから入る入らないレベルの話を扱っているのではないのですけど。
wwwの世界ではリンクが前提で世界が構築されているのに、
くっぱさんくっぱさん - ネットランダム改
リンクが前提はいいのですけど、リンクされるのが嫌なら消滅させることも出来るのだから、その選択肢はリンクをされる側に与えられているのではないでしょうか。
たとえ歩行者と比べて車の通行が優先される道路であっても、車は自身の通行を妨げる歩行者には何らかの方法で進路を空けることを促すのが筋ではないでしょうか。それなしに「俺は道路を通る優先権があるのだから、(例えば、法律の許す範囲で)歩行者をどのような目に合わせても無理やり通行しても構わない」と考えるのはお門違いだと思います。
ウェブは、言及いしたいと考える人がいるにもかかわらず、言及がなされないままに公開されているコンテンツが存在することを許さないように設計されているかもしれませんけど、コンテンツを公開した人から、1)言及をされる、2)コンテンツの存在を消滅させる、の任意の一つを選ぶ権利を剥奪することを目的には設計されていないような気がします。
伝え方にもっと気をつければ、理解してくれる人はずっと増えると思うんですが……そういう意味で勿体無いな、と思います。
周りの信頼を勝ち得ることができない人に共通する、たったひとつの事柄 - SiroKuro Page
もしも本心から「勿体無い」と思うならば、理解してくれる人を増やすために、自身で同じ結論を導く論理を伝えることを試みればいいだけのこと。それをすることなしにわざわざ「勿体無い」とだけ表明するのは、その意図が何だかとても謎深いことになってしまっているような気がします。